【失敗しない】アトリエ系建築事務所ってどうなの?【設計事務所選び】

アトリエ系建築家(事務所)とは

アトリエ系建築家という言葉を私も最近知りました。と言うのも我々が今回家造りをお願いすることになったのがズバリ、アトリエ系建築家の方!

おいおいとりあえずアトリエ建築家の定義を教えてくれよ。そうですよね、スイマセン。こちらの記事がとても分かりやすかったので引用させていただきます!

個人の建築家が主宰する建築設計事務所のうち、特に建築家個人の作家性を強く反映した設計を行う設計事務所に対する通称

なるほど、とにかくかっこいい建築デザインができる人たちか!(IQが底辺)
全く知識のない私は家造りなんてやる前は一級建築士の人たちはみんなアトリエ系建築士なんだと思っていたんですが全然そうじゃない現実を知りました。なんかごめんなさい。

この記事を開いて頂いた方は、多かれ少なかれ「雑誌とかに乗っちゃうカッコイイ注文住宅」に憧れている方なのではと推測。となると、個人のイケイケアトリエ系建築家の方に家をデザインしてもらうことも一瞬考えたことあるのでは…?と言うわけで今回はアトリエ系建築家の方とTHE パンピー(死語)な我々のお付き合いから学んだ事をシェアする記事にしたいと思います。

アトリエ系建築家(事務所)よくある疑問

  • お洒落なだけで住みにくい家になりそう
  • 住宅の機能性を考えてくれないのでは
  • 施主の意見より自分(建築家)の意見が強そう。
  • 何か思うところがあっても”先生だから…”と萎縮して言えなそう。
  • 問い合わせ方がわからない、そもそもどうやって探すの?
  • 口コミが少ない

わかる…わかるで!!!!(声がでかい)

と言うわけでここからはこれらの疑問を解消。私個人なりの”住宅”を作っていただく上で付き合いやすいアトリエ系建築家さんの選び方もお伝えします。

失敗しない!アトリエ系建築家(事務所)を選ぶ時のポイント

その1:住宅を設計したことがある先生にお願いしよう

前提として、我々はかっこいい家が欲しい!でも断熱とかも気になるし住みにくい家は嫌だなあ…と言う煮え切らないタイプです。(でもみんなそうだよね!?) 住み心地とかはどーでも良くて、とにかく人とかぶらないキテレツお洒落な家を建てたいんじゃ!と言う方は読み飛ばしてね。

大半の方が木造で注文住宅を建てられると思うのですが、もしデザインに意外性や面白さを求めるのであれば商業施設やRC造の建物も設計していらっしゃる建築家の先生はとってもオススメです。目から鱗のアイデアがどんどん出てくる!

ですがもしその先生が、普段は住宅を全くやらない/やったことがない建築家の先生だった場合は要注意。

商業施設がご専門の先生は”暮らしのデザイン”はほとんどされていないわけです。断熱気密とか、プライバシー性とか、毎日の生活導線とかが暮らしのデザインには含まれますが、商業施設だったら別にそんなこと考えなくていい。

家造りは作って引き渡した後、実際に住んでみた”暮らし”の感想のフィードバックが一番意味があると思うんですよね。住みやすさや機能性も重視したいと考えていらっしゃる方は、最近住宅を建てられたご経験がある建築家の先生に絞って見ていく事をお勧めします。

その2:施主の気持ちのケアは初対面で浮き彫りになる

「建築家の先生って職人肌であまり素人(施主)の意見は聞いてくれないんじゃ…」
そう思ってる人多いですよね。ステレオタイプってやつですね。ですが!世間様からそう思われている事はアトリエ系建築家の先生が一番分かってます。

なので、「いやいや私は施主さんの意見を尊重しますよ。対等な立場を心得ますよ。皆さんが思っているようなステレオタイプ的な建築家とは違いますよ〜!」と言う先生は、こちらがとやかく言う前に絶対初対面でそのスタンスの話をして下さいます。逆にそう言う話がない方、なんとなく偉そうだなっと第六感(!?)で感じる方は要注意。

03: ポートフォリオはくまなくチェック!好みが完全一致する人を選ぼう

アトリエ系建築家の先生は絶対にポートフォリオ(過去の作品集)を持っているはず。Webではすべて掲載されていないこともあるので(特に住宅はセンシティブですから)、実際に会ってお会いすると沢山作品を見せてくれます。

その中に自分がこれは素敵〜!と思えるものはあるか。ここも第六感に頼ろう!(アバウト)かっこいいけど、自分の好きなタイプじゃ無いかも。とちょっとでも思ったら退散するが吉。自分が好き・かっこいいと思えるモノの価値観やレベル感を共有できないとめっちゃ不幸!

逆にそこが一致している場合、ダサイと思う価値観やレベル感も同じなわけです。なので、日本の建築基準や既製品の制限により普通にやったらダサくなってしまう所を、いかに工夫して回避するかにマジで全力を注いでくれます。感謝しかない。

04: 『何が得意/専門分野か』は遠慮なく質問してみよう。

アトリエ建築家と言っても、得意なことや強みは人それぞれ。特に過去に師事していた先生の影響を受けられている方も多いです。もちろんプロフェッショナルな方なので、なんでもできるのは当たり前と言うことは理解している事をお伝えした上で、「先生が住宅や建物を建てる時に特に意識されている事や強みはなんですか?」と伺ってみると良いと思います。

建築家の先生方のポリシーもわかる質問なので、その回答にグっときたら是非お願いするのが吉。もちろんアトリエ系建築家の先生だけではなく、家づくりのパートナーの方々全員に共通する事ですが、価値観の共有やリスペクトはとにかく大切です!

05: 過去に設計した住宅を訪問しているか

先にも書きましたが、家造りは作った後、住む人がどう使っているか・どう感じているかのフィードバックがその後作る家に活かされるわけです。(ただの余談:中途半端に大きい設計事務所とか全然これをやってなかったりするんよな…)

例えば「XXXXは入れても使わない人がほとんど」とか、「この外壁材は汚れが目立つからこっちの方がいいですよ」とかそう言うのがわかっているのめっちゃ大事。
あとは施工したお宅訪問できるって有効な関係で家造りが終わった証拠。バチバチ喧嘩してたら家行かないもんね。別に工務店じゃないから点検の義務もないし。

アトリエ建築家の先生に出会える3つの方法

と、つらつら喋ってきましたが、皆さんが知りたいのって「そもそもアトリエ系建築家の先生ってどこで見つけるの!?」って事ですよね。

そう、アトリエ系建築家の先生って探しづらい!地方だと住宅ご専門でかなりしっかりしたWebサイト+インスタまで持ってる事務所さんもいらっしゃいますが、特に都市部だと他の業種と違ってWebサイトが無くても繋がりで仕事が来たりするから、窓口が無い。

と言うわけでアトリエ系建築家の先生を探す3つの方法をお伝えします。

1:とにかくクチコミは確実!人伝に紹介してもらう

これが一番安心ですよね。微妙な建築家さんだったら紹介しないし。

  • 実際に建築家の先生と家を建てたことがある人を頼る
  • 土地を買った不動産屋さんに聞いてみる(若干望み薄)
  • 気に入った工務店さんが見つかったら、建築家の人に設計を頼むことはできるか・紹介してもらえるか聞いてみる(意外と盲点。小さい工務店さんだと実績あることも多い)

考えられるのはこんな所でしょうか。

2:作品集から探す

書店の建築雑誌コーナーを片っ端から見て気になった住宅作品の建築事務所をメモ!
もしくは工務店Webサイトの事例紹介で設計を外部委託している場合はクレジットが乗っていることが多いのでそれもメモ!
→Webサイトを探してアポをとる。基本住宅を手掛けたポートフォリオがある方であれば問い合わせはWelcomeのはず。

最近地方のアトリエ系建築事務所さんで、インスタグラムアカウントを持っていらっしゃる所をチラホラお見かけするので、そこから問い合わせるのも◎
ただ、都内や特に営業をかけなくても需要がある建築事務所はSNSや一般の方が身近なところに窓口がないケース多々あり。

3:アトリエ系建築事務所に元々外注するスキームの工務店に頼む

首都圏だったら東京組さん、全国だとR+houseさんは社内の設計士さんでは無く外部の建築家の方が担当して下さいます。どちらもデザインが強みなので、アトリエ系建築家(もしくはアトリエ系建築家風…)の担当設計士さんがつくはず。

ただ、自分で担当の建築家さんを選ぶことは基本できないので、個人的にはアトリエ系建築家に建ててもらったぞ!感はちょっと薄まるかなと思います。でも個人の設計事務所に問い合わせするのはハードルが高すぎて無理!と言う方にはお勧め。

アトリエ系建築家(事務所)のデメリット、強いて言うなら…

さて、ここまで散々推してきたアトリエ系建築事務所ですが、もちろんデメリットもあります。

デメリット1:年間受け入れられる件数が限られているので、待つ可能性あり

アトリエ系建築事務所は個人、もしくは複数人の設計士さんで運営している所がほとんど。現場にも足を運ぶことを考えると、1人で年間100棟とかは無理なわけです。。。ちなみに我々が今お願いしている建築士さんも、住宅の設計は時間も気力もかなり使うので、年間数件しか受けないんだとか。(滑り込みセーフ!!!)

どうしてもお願いしたい建築家の先生がいて、その方が大人気!の場合、順番が回ってくるのを待たなければいけない可能性があります。土地を既に購入してしまっている人は住宅ローンの関係もあるので注意が必要。

デメリット2:無料で間取りを書いてもらえないことがある

既に工務店巡りを始められている方であれば、無料の間取り提案を受けている方も多いのでは?建築事務所さんの場合、初回の間取り提案からコストがかかる場合が多いです。これは決して悪いことでは無く、当たり前ですが人件費はそこにかかっているのです。(無料で間取り提案してくれる工務店さんは、そこの提案費用+契約に至らなかった人の間取り設計量も自分の見積もりに入ってると思った方がいいですよ〜)

なので初回から数万円かかることが結構ざらにあります。良心的な所だと一回は無料で書いてくれることもありますが、何回も書き直してもらって満足いく内容になってから契約!と言う形は建築事務所は難しいです。

アトリエ系建築家(事務所)、こんな人には勧めません。

もしアナタが、とにかくかっこいい家を建てたい!と言う気持ちが強いなら、アトリエ系建築事務所はとってもオススメ。でも…「ぶっちゃけとにかくお客様扱いされたい!お金いっぱい払うんだしチヤホヤされて言う事全部聞いて欲しい!」と言う場合は、そもそもアトリエ系建築家とのお付き合いは向いてないかも☆(突然の今日の占い口調)
建築家の先生も施主も対等と言うスタンス、その先生の経験値・アイデア・デザイン力をリスペクトする姿勢を持っておかないと、私はわざわざお金をかけてアトリエ建築家の先生にお願いする意味がなくなってしまうと思います。

「とにかく言うこと聞いてよ!」「せっかくだから自分のセンスでいろいろ決めたい!」と言う方は、ハウスメーカーさんや工務店の営業さんを介した設計の方がきっとやりやすいよ!

アトリエ系建築家(事務所)まとめ

アトリエ系建築家(事務所)について、いかがでしたでしょうか。私たちにはアトリエ系建築家の先生との家造りはとても性格や好みに合っていたので、同じような方がいらっしゃれば是非参考にしていただきたいです!先に述べたように向き不向きはあるので、それぞれのご家族の価値観に合わせて選んでくださいね。

皆さんも良い家づくりを!

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